5分でわかる!WEB集客の基本
【第6回】SNSのフォロワー数より大切なもの。小規模なお店が生き残る「リストマーケティング」の基本
「Instagramのフォロワーが何千人もいるのに、なぜか売上が安定しない…」
そんなお悩みを抱える飲食店や生産者は少なくありません。毎日SNSを更新し、たくさん「いいね」がついても、それが実際の来店や注文に結びつかない。
その原因は、多くの人が「フォロワー(通りすがりのお客様)」と「顧客リスト(大切なお客様の連絡先)」を混同していることにあります。
今回は、小規模なお店こそ知っておきたい「リストマーケティング」の基本について共有します。
SNSは「街頭のステージ」、リストは「顧客台帳」
SNSに投稿することは、いわば広い街頭で大きなステージを広げてパフォーマンスをするようなものです。
たくさんの人が足を止めて見てくれますが、その人たちが「誰なのか」「どんなことに興味関心があるのか」は、自社側には一切わかりません。
せっかく興味を持ってくれた人がいても、その場限りのすれ違いになってしまい、こちらから情報を届けることができない。
これでは、どれだけたくさんの人が集まっても、事業の売上として安定させることは難しいのです。
一方、リストマーケティングとは、お店や商品に興味を持ってくれたお客様の「連絡先(メールアドレスや、自店のLINE公式アカウントの友だち情報など)」をしっかりと手元に蓄積し、大切に持ち続けること。
小規模の飲食店や生産者にとってのリストは、昔ながらの「常連客名簿」や「お得意様の名簿・顧客台帳」のデジタル版に他なりません。
「一見さん頼み」から抜け出す、ダイレクトなつながり
大手企業や資本力のあるチェーン店であれば、テレビCMや大量の広告で「不特定多数」を常に集め続けることができます。
しかし、小規模な飲食店や生産者が同じ土俵で戦うのは、資金的にも体力面でも現実的ではないです。
だからこそ必要なのが、一度つながってくれたお客様の受け皿を用意し、ダイレクトに情報を届ける仕組み。
例えば、「今度、こういう新しい仕込みをしました」「旬の新鮮でおいしい野菜が採れました」など。
そうした案内を、SNSのアルゴリズム・仕様変更に左右されず、直接お客様の元へ届けられる場所を持つこと。
これが、売上の波を小さくし、経営を安定させる近道です。
「狭く深く」のコミュニケーションが、リピートを生む
たくさんの人に知られることよりも、「お店や商品のこだわりに興味を持ち、愛してくれる少数」を大切にする。リストマーケティングの本質は、そこにあります。
情報をただばらまくのではなく、つながってくれた方一人ひとりに、誠実に価値を届けていく。
地道に見えるかもしれませんが、この「顔の見える関係性をデジタルで少しずつ育てること」こそが、人が増やせない現場でもファンを増やし続ける秘訣です。
集客とは、数を取り合うことではなく、あなたを必要としてくれる人と深くつながること
まずは、ファンと直接つながる「受け皿」を整え、大切な顧客の連絡先を育てることから始めてみませんか?